夏土用 土用の丑の日 「う」のつく食べ物 一歩堂はり灸整骨院

長野市一歩堂整骨院・はり灸院|整体院

2023年07月27日 07:49

 ■夏土用:立秋(8月8日頃)の前18日間の期間

『脾胃』(胃と消化器系)がしっかりと機能して、「気血」(エネルギーや栄養物質)を補う時期になります。
冷たいものを欲する時期ですが、取りすぎには注意しましょう。
消化器官も同じく疲れが出やすくなり体調を崩しやすい時期でもあります。

 土用灸(どようきゅう)とは、夏土用に灸をすることで他の季節よりも効果があるとされます。
土用灸は、俳句の世界では夏の季語にもなっています。
■土用にして灸を据うべき頭痛あり (夏目漱石)
■いかなこと動ぜぬ婆々や土用灸 (飯田蛇笏)
■わが背に艾の燃ゆる土用かな (日野草城)

 暑い夏だからこそ、お灸で身体の巡りを良くしましょう。

 夏の土用丑の日には「う」のつく食べ物をとることで養生し、厳しい季節に備えることが昔からの風習にありました。
◎「う」のつく食べ物
・瓜の仲間:カボチャ(南瓜)、胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、冬瓜(とうがん)、苦瓜(にがうり、ゴーヤ)など。かんぴょう(夕顔)、メロン。
・梅干し・うどん・牛肉(うし)、馬肉(うま)。

 ウナギは?
うなぎ屋さんが、暑い夏に鰻が売れないと江戸時代の蘭学者、発明家でもある平賀源内に相談したところ
「土用の丑の日、うなぎの日」という貼り紙を出し大繁盛になり、土用の丑の日に、うなぎを食べる風習となったという一説があります。
しかし以前から土用にうなぎを食べる文化は始まっていたという文献も。諸説あり。

土用の伝統の行事食としては、『土用しじみ』や『土用卵』『土用餅』(あん餅)などが食べられていました。

夏バテしない人になりましょう。






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